Abstract
戦後日本において発送配電一貫や地域独占といった9電体制が確立したおよそ一年後の1952年、アメリカ統治下の沖縄では発送電と配電の分離にもとづく電力供給メカニズムが確立された。日本本土と沖縄で、なぜ異なった電力供給メカニズムが作り上げられたのかという点に着目し、発送電部門である琉球電力公社と、配電部門である6配電会社の設立および初期の経営について分析した。その中で、全島電化に邁進するアメリカと、企業経営を重視する沖縄財界人というコントラストも抽出された。
Original language | Japanese |
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Pages (from-to) | 123-140 |
Number of pages | 18 |
Journal | エネルギー史研究 |
Issue number | 28 |
DOIs | |
Publication status | Published - Mar 2013 |