宮崎演習林における哺乳類目撃数のモニタリング

壁村 勇ニ, 久保田 勝義, 鍜治 清弘, 椎葉 康喜, 井上 幸子, 馬渕 哲也, 内海 泰弘, 榎木 勉

Research output: Contribution to journalArticle

Abstract

宮崎演習林では2006年4月から職員が演習林内での業務や演習林への移動中において,日中に目撃した哺乳類の種と数を記録している。本報告では調査当初から2009年3月までの哺乳類の結果をまとめた。調査期間中に目撃された哺乳類は,ヒメネズミ(Apodemus argenteus)1匹,ニホンジカ(Cervus nipoon)1973頭,ノウサギ(Lepus brachyurus)7匹,ホンドテン(Martes memlampus memlampus)7匹,ニホンアナグマ(Meles meles anakuma)4匹,ホンドタヌキ(Nyctereutes procyonoides viverrinus)3匹、ムササビ(Petaurista leucogenys)1匹,ニホンモモンガ2匹(Pteromys momonga),イノシシ(Sus scrofa)25頭、ホンドキツネ(Vulpes vulpes japonica)1匹の10種類で合計頭数は2024頭だった。業務1回あたりの哺乳類目撃数は1.6頭となった。シカの目撃数は1月,5月,12月に少なかった。宮崎県のレッドデータブックにおいて絶滅危惧1B類に指定されているニホンモモンガ2匹と準絶滅危惧に指定されているムササビ1匹を確認した。本報告から目撃数のモニタリング調査が低コストで技術的な難易度が低く,複数の記録者でも継続して実施できる有効な手法であることが示された。
Original languageJapanese
Pages (from-to)29-33
Number of pages5
JournalBulletin of the Kyusyu University Forests
Issue number91
Publication statusPublished - Mar 2010

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