明治期日本における「専門商社」の活躍--森村組を事例として

宮地 英敏

Research output: Contribution to journalArticlepeer-review

Abstract

総合商社が日本の商社の特徴といわれるが、陶磁器の専門商社である森村組を分析することにより、総合商社の特徴と従来指摘されてきた点を相対化するための研究を行った。従来総合商社の特徴といわれてきた諸要素は、専門商社である森村組でも多くが確認できた。むしろ森村組は、専門商社としての単一の商品(陶磁器)からの利益が大き過ぎたため、わざわざ総合商社化する必要がなく、利益率の高い商品に特化していたことが明らかになった。
Original languageJapanese
Pages (from-to)31-48
Number of pages18
Journal企業家研究
Issue number2
Publication statusPublished - Jun 2005
Externally publishedYes

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