Abstract
筑豊御三家の中で最大の産出量を誇りながらも、これまでまとまった社史等が作られていなかった貝島炭鉱について、未刊行の「貝島70年誌資料」等を用いつつ分析をした書に対する書評である。昭和戦前期を中心に、これまであまり知られていなかった貝島炭鉱に関する事実発掘に果たした貢献を評価した。しかし、資料からは実証的に言及することが困難な、貝島太助・太市父子のトップマネジメントについて、推論により多くを断定している点については批判した。
Original language | Japanese |
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Pages (from-to) | 613-615 |
Number of pages | 3 |
Journal | 社会経済史学 |
Volume | 76 |
Issue number | 4 |
DOIs | |
Publication status | Published - 2011 |