時区間の抽象化階層に基づいたオブジェクトの状態表現モデル

Translated title of the contribution: A State Representation Model Based on Abstraction Hierarchy of Time Intervals

牛尼 剛聡, 渡邊 豊英

Research output: Contribution to journalArticle

Abstract

近年,映像,音声,テキストといったマルチメディア・データをデータベースとして利用可能とするマルチメディア・データベース管理システムへの要求が高まっている.このようなマルチメディア・データが,今日までの商用データベース管理システムが扱ってきた文字や数値といったデータと大きく異なる点は,マルチメディア・データはそれ自体が扱われるべき物理的な構造にしたがって提示される必要があることである.さらに,マルチメディア・データはそれぞれが物理的な構造を持つために,時間的,または空間的な基準に基づいて分割したものに対しても,それが表す論理的な意味を与えることも可能である.これまで,実世界の実体が有する論理的な意味を反映したモデル化が有用視され,要素となるオブジェクトに対して集約化,グループ化などの抽象化メカニズムを順次適用し,上位のオブジェクトを構成するボトム・アップ的な手法が広く用いられてきた.しかし,我々は,マルチメディア・データの論理的な意味を表現するためには,一つのオブジェクトを分割していくというトップ・ダウン的なアプローチが有効であると考える.このように考える理由を以下に示す.・マルチメディア・データの論理的な意味づけを一意に定めることが難しく,さまざまな視点から異なる論理的な構造の下に捉えたい場合が多い.・既に存在する数多くのマルチメディア・データを管理するという視点から考えると,それぞれのマルチメディア・データを論理的な意味にしたがって再構築し直してデータベース内に格納するには多くの労力を要する.本稿では,マルチメディア・データの一つである映像データを議論の対象とし,それが有する論理的な意味を,時区間の抽象化関係に基づいたオブジェクトの状態として階層的に表現する手法を提案する.
Translated title of the contributionA State Representation Model Based on Abstraction Hierarchy of Time Intervals
Original languageJapanese
Pages (from-to)111-112
Number of pages2
Journal全国大会講演論文集
Volume51
Issue number0
Publication statusPublished - Sep 20 1995

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