SLCP(短寿命気候汚染物質)による陸域水循環への影響

Translated title of the contribution: Effects of short lived climate pollutants on terrestrial hydrological cycle

新田 友子, 芳村 圭, 木口 雅司, 鈴木 健太郎, 竹村 俊彦

Research output: Contribution to journalArticlepeer-review

Abstract

短寿命気候汚染物質(SLCP)は,大気中での寿命が数日から数十年と比較的短く,気候を温暖化する効果を持つ物質である.これらは,大気汚染物質として,健康や農業,生態系への悪影響も合わせ持つ.SLCP削減を通じた地球温暖化緩和策は世界的に注目されている反面,その気候影響は未解明な部分が多く,特に降水量や気温の変化に伴う水資源の変化や洪水・渇水といった水災害への影響まで見積もった研究は未だかつてない.本研究では,全球エアロゾル気候モデルMIROC-SPRINTARSの感度実験の結果を用いて陸面オフライン実験を行い,SLCPのひとつである黒色炭素と,寒冷化の効果を持つ短寿命の大気汚染物質である硫酸塩について,陸域水循環への影響を調べた.その結果,黒色炭素と硫酸塩で流出量と蒸発散への影響は異なることがわかった.さらに,一人当たりの水資源賦存量を用いて高い水ストレス下にある人口の変化について調べ,降水量や気温変化に見られたような排出量の増減に対する線形的な変化は見られなくなることが示された.
Translated title of the contributionEffects of short lived climate pollutants on terrestrial hydrological cycle
Original languageJapanese
Pages (from-to)2
Journal水文・水資源学会研究発表会要旨集
Volume30
Issue number0
DOIs
Publication statusPublished - 2017

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