急性期病棟におけるプリセプター看護師が捉えた新人看護師の看護実践上の問題

Translated title of the contribution: Problems and Expected Attitudes of New Graduate Nurses as Identified by Preceptor Nurses in an Acute Ward

本田 由美, 松尾 和枝

Research output: Contribution to journalArticle

Abstract

本研究の目的は、急性期病棟におけるプリセプター看護師が捉える新人看護師の看護実践上の問題を明らかにし、教育上の課題を検討することである。A 病院のプリセプター看護師5 名を対象に半構成的面接を行った。得られたデータの意味内容を解釈し、質的帰納的に分析した。その結果、新人看護師の看護実践上の問題として、8 つのカテゴリー【危機的対応困難】【時間調整困難】【状況判断困難】【日常生活援助の欠如】【自主性の欠如】【看護技術の未熟さ】【対人関係の不得手】【学習の不備】が生成された。問題の背景には、新人自身が時間に追われ余裕がない、自己表現できない、自己の技術能力の評価ができない状況が推測された。また、新人看護師の教育上の課題として、(1)患者の状態を判断するために、既存の知識を想起し、情報の関連性をおさえ、今後を予測できる力を培うこと(2)優先順位を判断し時間調整できるように支援すること(3)患者に向かう姿勢や学びの姿勢に対する新人の思いを理解し、行動化できるように支援すること(4)日常生活援助や患者への接遇のあり方に気づけるように支援すること(5)看護技術の原理・原則に基づく看護実践ができ、自己の技術能力を評価できる力を培うことの5 つが挙げられた。
Original languageJapanese
Pages (from-to)61-69
Number of pages9
Journal日本赤十字九州国際看護大学intramural research report
Volume8
DOIs
Publication statusPublished - Mar 31 2010

Cite this