生鮮食品インターネットショッピング市場の細分化: 韓国を事例として

Translated title of the contribution: Segmenting in Fresh Food Internet shopping markets: in case of South Korea

Research output: Contribution to journalArticle

Abstract

韓国では,生鮮食品インターネットショッピング(以下,IS)に対する関心が非常に高い。ISは時間と空間の制約がなく商品の販売ができるため,農家や企業に新たなビジネス機会を提供している。そして,それによる生鮮食品のIS市場の取引額も持続的に増加している。韓国統計庁によると,生鮮食品ISの取引額は2001年から増加しつつあり,2010年(約6,810億ウォン)の取引額は2001年(約1,010億ウォン)と比べ約7倍に増加した。また,生鮮食品の小売取引額(約92,303億ウォン)の中,ISの割合は7.4%であり,その割合が拡大している。そして,韓国の代表的な大型インターネットショッピングモール(以下,IS-mall)であるG-market,Auctionなども専用カテゴリで生鮮食品を販売するほど,生鮮食品ISは新たな小売チャネルとして位置付けられている。生鮮食品のIS市場の成長とともに,それに関するマーケティング研究も相当に行われている。韓,権・金は生鮮食品IS-mallの成功条件として,商品における信頼性の強化,多様な情報の提供,消費者の購買を誘発させる価格設定やプロモーション,ISに適合する流通システムの構築などを提示している。李・沈は農産物IS-mallの売上を高めるために,商品の品質や安全性の強化,顧客とのコミュニケーション,適切な商品価格などを述べている。また,宋は消費者の購買を促進するために,商品情報の質,IS-mallシステムの質,商品の質の強化が必要であると述べている。以上の先行研究では,多様な視点からマーケティング戦略を提示しているが,それは不特定多数の消費者を対象にするマスマーケティングにフォーカスを合わせている。現在の生鮮食品のIS市場においては,取引額と利用者が毎年増加しており,それによる消費者志向も多様になっている。そして,先行研究で検討されてきた一律的なマスマーケティングのみでは,消費者ニーズに十分に対応することができない。したがって,より現実的なマーケティング戦略を提示するためには,同じ志向を持っている消費者を集団別に分類し,その消費者志向に合わせる標的マーケティングを並行する必要がある。このため,本稿では,生鮮食品のIS市場における消費者志向を把握し,同じ志向を持つ消費者を集団別に細分化する。また,先行研究において述べられているマスマーケティング戦略以外について,消費者集団別の標的マーケティング戦略を提示する。
Translated title of the contributionSegmenting in Fresh Food Internet shopping markets: in case of South Korea
Original languageJapanese
Pages (from-to)96-101
Number of pages6
Journal農業経営研究
Volume51
Issue number2
DOIs
Publication statusPublished - Sep 25 2013

Cite this