抄録
学生による授業評価に双方向性をもたせ、組織的・即時的に授業改善に活かすシステムづくりは、多くの大学で課題となっており、近年は、コンピュータの利用が注目されている。2002年から2007年の5年間を対象に、コンピュータによる授業評価システムに関する文献検討を行った。その結果、(1)授業評価システムのコンピュータ化は年々増加しているが、看護を含む保健医療分野での取り組みは報告がない、(2)システムはWeb上に作成することにより、組織的に実施することが可能となる、(3)媒体として携帯電話の利用は有用である、(4)授業評価システムは単独ではなく、多機能な学習支援システムの一部として統合できる可能性がある、(5)有用な授業評価システムにするには運用上の工夫が必要である、ことが明らかとなった。
寄稿の翻訳タイトル | A Literature Review of Computerized Systems for Course Evaluation |
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本文言語 | 日本語 |
ページ(範囲) | 29-34 |
ページ数 | 6 |
ジャーナル | 日本赤十字九州国際看護大学intramural research report |
巻 | 7 |
DOI | |
出版ステータス | 出版済み - 9月 30 2009 |