リン脂質二分子膜が人工軟骨候補材料の摩擦挙動に与える影響

鎗光 清道, 中嶋 和弘, 澤江 義則, 村上 輝夫

研究成果: ジャーナルへの寄稿学術誌査読

抄録

リン脂質オリゴラメラによるポリビニルアルコール(PVA)ハイドロゲルの摩擦低減機構を解明するために、リン脂質二分子膜をモデル膜として相手側摩擦面に付与することにより、リン脂質二分子膜がPVAハイドロゲルの摩擦挙動に与える影響を調査した。摩擦試験開始直後は摩擦係数0.07以下の低摩擦を示したが、ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)を含有しない潤滑液A、C、Dについては滑り距離の増加とともに摩擦係数が上昇した。DPPCおよび他のリン脂質成分を含む潤滑液B、Eを用いた場合、滑り距離の増加に伴う摩擦係数の上昇は他の潤滑液と比較して抑制された。DPPC二分子膜コートの場合、摩擦試験開始直後には、全ての潤滑液において顕著に摩擦が低減したが、蛋白質のみを含む潤滑液C、D中においては摩擦低減効果が得られなかった。
寄稿の翻訳タイトルリン脂質二分子膜が人工軟骨候補材料の摩擦挙動に与える影響
本文言語日本語
ページ(範囲)159-164
ページ数6
ジャーナル臨床バイオメカニクス
31
出版ステータス出版済み - 9月 2010

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