初期農商務省の政策対立

研究成果: ジャーナルへの寄稿学術誌査読

抄録

明治政府における大隈財政から松方財政への転換に伴って、農商務省内で発生した政策対立ついて分析した論文である。一方では、前田正名に代表される大隈財政期の積極政策をなんとか残そうとする勢力がいたが、それに対して松方財政期の緊縮政策の枠内で地方産業振興を行おうとする勢力もいた。この両者が農商務省内で激しい派閥対立を引き起こし、最終的には後者の路線が農商務省の基本路線となっていった様子を明らかにしている。
寄稿の翻訳タイトルEconomic Policy Confrontation in the Ministry of Agriculture and Commerce in the Early Years
本文言語日本語
ページ(範囲)38-51
ページ数14
ジャーナル歴史と経済
46
3
出版ステータス出版済み - 4月 2004

フィンガープリント

「初期農商務省の政策対立」の研究トピックを掘り下げます。これらがまとまってユニークなフィンガープリントを構成します。

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