抄録
手術が安全に行われるようになった現在でも周術期における重大な合併症の主な原因は出血に伴うものが多くを占めている1).日本麻酔科学会の麻酔関連偶発症例調査によると周術期の30 日以内の死亡の原因の第1 位は「術前合併症としての出血性ショック」,第2 位が「手術が原因の大出血」であり,これらを合わせると約半数が出血に関連した死亡である2).このように周術期は出血を如何にコントロールするかが重要であるが,一方塞栓症の危険性も高い時期でもあり,止血凝固管理は大きな課題の一つである.
寄稿の翻訳タイトル | Perioperative Management of Blood Coagulation: Monitoring of Coagulation Disorder and Fibrinolysis |
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本文言語 | 日本語 |
ページ(範囲) | 67-73 |
ページ数 | 7 |
ジャーナル | Fukuoka Acta Medica |
巻 | 105 |
号 | 3 |
DOI | |
出版ステータス | 出版済み - 3月 25 2014 |