抄録
近代化遺産として世間の関心が高まっている旧三菱鉱業端島坑(通称、軍艦島)について、その概要と、文学・映画・学術研究などでの位置付けられ方について紹介を行った。大正5年に建設された日本初の鉄筋高層アパートに着目した建築史分野での学術研究の進展や写真集の刊行、さらには映画や文芸で題材とされることも多かったのに対して、経済史・経営史的な炭鉱分析が遅れている状況について述べた。
本文言語 | 日本語 |
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ページ(範囲) | 4-5 |
ページ数 | 2 |
ジャーナル | KYUSHU UNIVERSITY MANUSCRIPT LIBRARY NEWSLETTER |
巻 | 4 |
出版ステータス | 出版済み - 2月 2010 |