抄録
近代日本陶磁器業の経営形態の中には、明治中後期に小零細経営から脱皮して中小企業へと転換していくものが現れはじめた。本論文ではそのような中小企業への転換が多く見られた愛知県瀬戸地方の陶磁器業者を対象として、石膏型という均一化した製品を作り出す新技術が、経営規模を拡大させる役割を果たし、結果として中小企業化していったことを明らかにした。これにより、生産技術によって経営規模が変化することが判明した。
寄稿の翻訳タイトル | SMALL-SCALE BUSINESS IN THE PORCELAIN INDUSTRY OF MODERN JAPAN:THE CASE OF THE SETO AREA |
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本文言語 | 日本語 |
ページ(範囲) | 59-80 |
ページ数 | 22 |
ジャーナル | 経営史学 |
巻 | 39 |
号 | 2 |
DOI | |
出版ステータス | 出版済み - 9月 2004 |