抄録
地下の空間では換気および空調が必要不可欠であり,風路に接した空間内の換気流の挙動の解明は工学上重要である.本論文では,風路に接した片側換気状態にある空間をモデルとし,ガスを流出させた場合において,一連の空間形状に対する換気流の挙動を実験的に調べた.特に,空間のガス濃度分布,平均空気齢,換気流量および換気回数などを測定し,空間形状との関係について調べた.その結果,換気流量は入口幅にほぼ比例して増加すること,および同一の入口幅では正方形に近い空間形状の換気回数が他の形状に比較して大きく,奥行きが深くなるにつれ換気回数は反比例的に減少することが明らかになった.
寄稿の翻訳タイトル | Experimental Study on Single-sided Ventilation Characteristics in Rectangular Spaces with Various Shapes |
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本文言語 | 日本語 |
ページ(範囲) | 83-90 |
ページ数 | 8 |
ジャーナル | Transactions of the Society of Heating, Air-Conditioning and Sanitary Engineers of Japan |
号 | 58 |
DOI | |
出版ステータス | 出版済み - 6月 25 1995 |
All Science Journal Classification (ASJC) codes
- 健康、毒物学および変異誘発
- 流体および伝熱
- 建築および建設