領域ダスト輸送モデルを用いた黄砂現象の年々変動シミュレーション

原 由香里, 佐竹 晋輔, 鵜野 伊津志, 竹村 俊彦

研究成果: Contribution to journalArticle査読

抄録

2000年から2002年にかけて日本における黄砂観測日数は急激な増加傾向を見せたが,2003年は一転して非常に観測日数の少ない年となった.このような黄砂現象の年々変動のメカニズムを明らかにするため,領域ダスト輸送モデルを用い,1993〜2003年の11年間の春季)2月20日から4月30日)を対象に黄砂の発生・輸送過程のシミュレーションを行った.黄砂観測日数データやTOMS Aerosol Indexを用いた比較から,モデル結果は観測された年々変動を再現していることが確認された.また,シミュレートされた黄砂現象の年々変動から,黄砂多発年と非多発年の間には大気境界層内の輸送経路や輸送量に明らかな違いが見られた.更に,ECMWF客観解析データを用いた気象場の解析から,モデル結果の発生量と発生源域の強風発生頻度の間には強い相関が見られ,ジオポテンシャル高度のアノマリー解析から発生源域の強風発生頻度や輸送経路が説明されることが明らかとなった.
寄稿の翻訳タイトルInterannual Variation of 'Kosa' Simulated by a Regional-Scale Dust Transport Model.
本文言語日本語
ページ(範囲)719-728
ページ数10
ジャーナル天気
51
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出版ステータス出版済み - 10 31 2004
外部発表はい

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