国際比較による企業改革とIT導入効果の実証分析: アンケート調査結果のスコア化による日米独韓企業の特徴

Akihiko Shinozaki, Yusuke Yamamoto

研究成果: ジャーナルへの寄稿記事

抜粋

本研究は、日本、米国、ドイツ、韓国の企業合計18,500社に対して同時期に同一質問項目で実施したアンケート調査結果を踏まえて、IT導入に伴う企業改革やITの導入効果面で4カ国企業にどのような特徴が観察されるかを国際比較したものである。
4カ国合計1,288社の有効回答をもとに多重検定を行った結果、次の2点が明らかとなった。第1に、企業改革では、韓国企業の積極性が目立つ一方、日本企業は多くの項目で他の3カ国企業に比べて企業改革の実施割合が有意に低く、社外も視野に入れた改革でその傾向が強いこと、第2に、IT導入効果では、米国企業と韓国企業で高い傾向にあり、日本企業は、作業効率の改善など現場レベルのコスト削減効果では他の3カ国企業に肩を並べているものの、上層部の意思決定など経営面の効果や新市場・新規顧客の開拓など社外に広がる価値創造の場面ではかなり見劣りがすることである。これらを総合すると、日本企業は、企業改革への消極姿勢がIT導入効果を削いでいる可能性が示唆される。
寄稿の翻訳されたタイトルIs Japan an outlier in the information age?: International comparisons on corporate reforms leveraged by information technology
元の言語Japanese
ページ(範囲)26-47
ジャーナルInfoCom REVIEW
No. 48
出版物ステータス出版済み - 8 2009

All Science Journal Classification (ASJC) codes

  • Economics, Econometrics and Finance(all)

フィンガープリント 国際比較による企業改革とIT導入効果の実証分析: アンケート調査結果のスコア化による日米独韓企業の特徴' の研究トピックを掘り下げます。これらはともに一意のフィンガープリントを構成します。

  • これを引用