実環境文字認識のための面積比による付加情報埋込

大町 真一郎, 岩村 雅一, 内田 誠一, 黄瀬 浩一

研究成果: Contribution to journalArticle査読

抄録

ディジタルカメラを入力デバイスとして実環境中の文字を高精度に認識するために,文字画像と同時に認識補助のための付加情報を提示する方法が検討されている.付加情報は,人間にとって自然な形で提示されること,及び,幾何学的変形に対してロバストに抽出できることが要求される.本論文では,これらの要求を満たす手法として,面積比を利用した付加情報提示手法を提案する.すなわち,文字パターンを2色で印字することを前提とし,それぞれの色の領域の面積比を特定の値とするようにデザインする.具体的には,文字に影を付加したり輪郭線を別の色とする.これらは文字パターンのデザインとして既に行われており,提案手法はその線幅や面積を変えるにすぎない.したがって,提案手法は様々な用途に広く応用することが可能である.面積比はアフィン変換に不変であり,アフィン変換を受けた環境においても誤りなく抽出されることが期待される.実際に付加情報を埋め込んだ文字パターンを作成し,ディジタルカメラで撮影された画像中の文字パターンから付加情報を抽出する実験を行い,提案手法の有効性を確認する.また,付加情報を用いて文字を認識する実験を行い,認識精度が向上することを確認する.
寄稿の翻訳タイトルSupplementary Information Embedment with Area Ratio for Camera-Based Character Recognition
本文言語日本語
ページ(範囲)3246-3256
ページ数11
ジャーナル電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム = The IEICE transactions on information and systems
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出版ステータス出版済み - 12 1 2007

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